近年、Web2.0からWeb3.0に移行が進んでいると言われている。Web1.0では、ホームページを見るなど一方通行のコミュニケーションであったの対し、Web2.0では、写真・動画を使ったSNSの普及により、交流が生まれ、双方向性のコミュニケーションが行われるようになりました。そして、Web2.0までは、中央集権型(クライアント・サーバー方式)だったの対し、Web3.0では仲介組織を介さない非中央集権型(P2P方式)で通信するという大きな特徴があります。Web3.0は、まさにブロックチェーン技術が生み出した新しいインターネットになります。
Web3.0の主な技術としては、暗号資産/暗号通貨・NFT・メタバースなどのキーワードがあげられます。特にメタバースは、世界的な新型コロナウィルス感染症の流行により、普及が促進されていると思います。世間ではテレワークが一般的になり、人間関係が希薄になりがちですが、メタバースのバーチャルオフィスを導入した企業では、対面に近い感覚でコミュニケーションやコラボレーションを行っています。また、バーチャル展示会では、ブースにあるパネルや動画を通して、製品・技術・サービスの体験や情報収集ができ、気になる出展者とは、ボイスチャットで会話や商談も可能です。普段、ロケーションの問題で行けない展示会も、バーチャル展示会であれば、気兼ねなく参加できるのです。
Web3.0に関するブロックチェーンなどの技術は、まだ新しい概念のため、法律の整備が追いついていないのが現状です。日本は、何かと新しい技術に対する投資や法律の整備には腰が重いため、他の国に遅れをとらないようにがんばってもらいたいものですね。