【第4回 DXコラム】RPAロボットは誰にでも作れる?

若手エンジニア がぶりちゅうさん連載コラム
前回まで、RPAの特徴や導入の上で意識する点などのお話をしてきました。今回はRPAの開発をしている若手の目線で実際にロボットを作成することの率直な印象をお話ししていきたいと思います。  

プログラミング知識は必要?

まず印象をお話する前にお伝えしたいのが、多くのRPAはプログラミングの知識がなくともロボットを作成することができると謳っています。実際、業務担当者自身がロボット作成を行っていることは少なくありません。 では実際に自分がRPAでの開発を行ってきまして、プログラミングの知識が全く必要なかったかといいますと、プログラミングの知識があるに越したことはないなというのが正直な印象です。 例えば同じ作業を繰り返し行う業務があったとして、何を基準に繰り返しを行うか、実は繰り返しを行わずともその業務はできるのではないか、という考え方や工夫の仕方というのは、やはりプログラミングを行っている人間の方が自然に思いつきます。また、大きく差が出るのは、ロボットがエラーになってしまった場合どのような対策を講じるかという点です。こちらに関しては完全にプログラミングの例外処理という知識を使うため、なかなかハードルは高いと思います。  

未経験者はサポートを受けつつ作成を

これらを踏まえてロボット作成者を誰にするかという話になるのですが、一つはプログラミング経験がある方にお任せするという方法があります。例えば社内のIT部門であったり、社外のRPA開発者であったりです。もう一つは先ほども言ったように業務の担当者自身が作成する方法になりますが、ここでおすすめとしてはいきなり作成するのではなく、RPA開発者に作り方を教えてもらうことです。 少し踏み込んだ話になりましたが、参考になればと思います!ありがとうございました。

バックナンバー